あなたは彼女に石を投げることが出来るだろうか?
ある女性がいた。生まれてすぐ母親に捨てられ貧乏な祖母の手で育てられ、高校の時に(過失だったが)殺人を犯して刑務所に入った。彼女は人々から後ろ指をさされる。彼女は罪人だ。たとえ綺麗でも有能でも環境に恵まれていても生きていくのが困難な今の世の中で、彼女が持つ条件は最悪と言える。しかし、よく考えてみれば世の中一度も罪を犯したことのない者がどこにいるだろう。そして多くを持つ者の観点から見た時、最悪ではない条件とはどこに?だとすれば人間にとって罪とは一体何だろうか。一体誰が彼女に石を投げることが出来るか・・・
キャスティング

キム・ヒョンジュ
パク・インスン
高校1年の時、一瞬にして起きた事件は彼女の人生を奈落の底に突き落とした。いじめっ子との喧嘩が激しくなってつかみ合いになり、ほんの一瞬のミスで相手が死んでしまった。彼女は殺人犯になり長い刑務所生活をしなければならなくなった。明るく元気だった少女はいじけた自信のない女になって再び戻ってきた。唯一の家族だった祖母は彼女が出所する直前に亡くなった。生まれてすぐ母親に捨てられ、友人に続いて祖母まで死んでしまった。自分は罪人で呪われた人生を生きなければならないのだと信じる彼女・・・そんな彼女に唯一の希望を与えてくれた人は先生だ。高校時代の担任の先生。彼女の釈放のために、自分のことのように頑張ってくれた有難い方だ。勉強をしっかりして必ず立派な社会人になりなさい。お前なら出来る。お前は立派だ。自信を持て・・・インスンはきれいだ!

キム・ミンジュン
ユ・サンウ
見た目は完璧。背も高くハンサムで話し上手で外国の名門大学を卒業した。家も裕福で皆が羨む仕事にも就いている。誠実で自信満々、あふれるユーモアと控え目な態度、相手を圧倒するカリスマ・・・誰もが彼のことを典型的なお金持ちのお坊ちゃんだと思う。だが彼には死んでも知られたくない過去があった。幼い頃、彼の家はとても貧乏だった。弁当をいつも用意できずいつも同じ服ばかり着ていたので、友達に汚いと言っていじめられた。勉強も出来なかった。けれどもそれは遠い過去の話。彼は生まれた時からお金持ちだったように振舞う。一流ブランドの服だけを身につけ、会員制のスポーツクラブで懸命に体を鍛える。ある日偶然彼は中学の同級生だったインスンに出会う。どんな女性になっているのか気になった。きっと魅力的な女性になっているはず。ところが・・・意図しないことでインスンとたびたび顔を合わせる。そしてだんだん彼女のことが気になりだす。

イ・ワン
チャン・グンス
インスンが幼い頃に一緒に暮らした弟。血はつながっていないが数年間姉弟のように育った。親もなく通りをさまよう少年をインスンの祖母が連れ帰り面倒をみた。食堂の配達の仕事をしながらインスンを実の姉以上に慕った。お婆さんやインスンに対する義理が厚かったグンス。だがいつも何か問題を起こしていた。
ところがある日インスンが刑務所に行ってしまった。インスンが刑務所に入っていくのを見守っていたグンスはその後姿を消す。そして長い年月が過ぎ再びインスンを探してやって来る。あの時の卑怯さを告白して謝りたいから・・ではない。彼は世の中の温情というものを信じない。同情心、慈善、犠牲、愛、真実・・そんな言葉を軽蔑する。人生は彼が思う通りにはいかない。